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女性で起業に失敗する人はビジネスをナメ過ぎ?失敗事例と特徴まとめ

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女性で起業に失敗する人はビジネスをナメ過ぎ?失敗事例と特徴まとめ起業するには-女性編
この記事は約15分で読めます。

最近、起業する女性が増えていますが、実際には成功している人と失敗している人のどちら多いのか気になるポイントでしょう。

本記事では、起業して失敗している女性がどのくらいいるのか、失敗率や失敗事例、失敗する人の特徴や成功するためのポイントについて紹介します。

具体的な失敗事例や特徴を、起業する際の参考にしてください。

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【必読】起業するにはどうする?起業する前に知っておくべき5つの感情と8つの実践ステップ

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女性起業家の失敗率

女性起業家の失敗率

女性起業家で失敗する人はどのくらいいるのでしょうか。

2005年に国税庁が調べたデータでは、起業して1年存続する割合は男女ともに40%、5年目には15%と言われており、起業すること自体が難しいとされてきましたが、2017年に中小企業省が発表した調査では、下記の通り記載されています。

女性起業家1

業種別の差異は小さくなっており、最も廃業率が低い業種は、医療,福祉の2.4%で廃業率を押し下げており、最も高い業種は宿泊業,飲食サービス業の6.4%で廃業率を押し上げている。

他方で、開業率で差が見られた製造業と建設業については、廃業率はおおむね同水準となっている。

引用:中小企業のライフサイクルと生産性

上記にも記載されている通り、業種によって、失敗率(廃業率)も異なっています。

失敗

引用:中小企業のライフサイクルと生産性

また、中小企業の場合、倒産件数は減少傾向にあるものの、休廃業や解散する企業は年々増加傾向にあります。

女性失敗率

引用:中小企業のライフサイクルと生産性

つまり、女性問わず、男性を含め、起業して失敗する人の数は少ないことが分かります。

また、女性に関していえば、女性が起業をして黒字になる割合は、男性と比べると最初は低く、起業して3年以降に黒字の割合が男性と変わらなくなります。

下記の表は、2014年に日本政策金融公庫が調査した、起業してどのくらいの期間で黒字になっているのかの調査データです。

1年2年3年4年5年
女性49.7%60.3%68.9%74.5%80.0%
男性58.3%65.6%69.5%72.2%74.1%

参照:日本政策金融公庫論集

上記の方を見ても分かる通り、3年目以降は、女性起業家の方が男性起業家よりも黒字の割合が高くなるのが特徴です。

女性起業家の場合、創業当初は知識と経験不足によって赤字を抱える人が多くなりますが、その後経験を積んで黒字になるケースが多くなります。

つまり言い換えれば、女性起業家でも経験値を最初に積んでから起業していれば、失敗率も下がるということです。

また、起業時の知識不足・経験不足・実績不足から失敗する女性起業家が多いことがわかります。

女性で起業した人の失敗事例

女性で起業した人の失敗事例

女性が起業する場合には、実際に起業して失敗した人の失敗事例をチェックしておくと良いでしょう。

様々な失敗事例があるので、とても参考になるはずです。

事例1:開業時から運転資金につまずき仕入れの金額もままならず失敗

花屋で起業するために開業資金に500万円ほど掛けて開業して失敗した事例です。

開業資金を調達することに精一杯という状態で起業したため、その後の運転資金が不足してしまいました。

そのため、開業当初からお金に苦労が絶えない状況となり失敗に至ったのです。

開業資金はできるだけ少なく抑える方が賢明ですが、集客のためにはやはり多くの花を揃える必要がありました。

多くの花を仕入れるために仕入れの金額もどんどん上がっていきましたが、売上が伴わず廃業に追い込まれています。

開業資金に関係なく、起業後の運転資金は余裕を持って準備しておく必要がありました。

運転資金不足が経営に大きく影響した結果、廃業することになった失敗事例です。

事例2:飲食店を起業したが思った以上に光熱費が高くて失敗

飲食店を開業したものの料理にかかるガス代や冷暖房費などが思った以上に高く、固定経費が高額になりすぎて失敗した女性起業家もいます。

多少の売上では固定経費をまかなうことができずに廃業しています。

起業する際に光熱費などの固定経費についてあまり念頭に置いていなかった結果、固定経費の計算ができずに予想外の出費に苦労して失敗した例です。

事例3:ハンドメイド作品を出品して起業したが売れずに失敗

手作りが好きだったことから、布製のバッグなどをハンドメイドのサイトに出品して起業したものの、利益が出ずに失敗した女性もいます。

出品は簡単にできましたが、サイトには多くの商品が掲載されており目立たなかったため、売上が上がりませんでした。

自分では珍しいと思って出品しましたが、いざ出品してみると同じような商品が多く、あまり目立つことができず、人気が出ないまま終わってしまった失敗事例です。

出品したことで「起業できた」と安心してしまったため、そこから売れるまでの努力や工夫を怠ってしまいました。

他にはないオリジナリティのある作品を出品して、人気を得ることが大事なことだと痛感させられる失敗事例です。

事例4:ブログでアフィリエイトで稼ごうとしたが失敗

ブログを毎日書いて広告を貼り、その広告収入で稼ぐアフィリエイトで失敗した女性もいます。

ブログを書くのは好きでしたが、なかなかフォロワーを増やすことができず、1年ほど継続したものの広告収入がほとんど入らずにやめた事例です。

アフィリエイトの場合、人気が出なければ広告収入も上がりません。

また、ブログは多くの女性がやっているため、そこで人気を得るのは大変な努力や工夫が必要となってきます。

ブログを書くのは好きで数多くのブログを書きましたが、収入が得られず徐々に疲れが出てやめたてしまいました。

趣味と仕事は違うというのを実感できる失敗事例と言えます。

事例5:Webサービスの事業で起業したが集客に失敗

自分のサイトを作りWebサービスの事業を立ち上げて起業したものの、思うように集客ができず失敗した女性もいます。

最初のサイトで思うように集客ができなかったため、サイトを変えようとしましたが、さらにそこで大きな出費となり赤字になった例です。

サーバーがダウンするなど様々なトラブルもあり、自分でプログラミングの勉強などをあまりやってこなかったことがデメリットになっています。

様々なトラブルに自分の力で対応できなかったことで、経費が膨らんでしまったのです。

起業してからも、いろいろな状況が起こるので、知識やスキルをしっかり身に付けておくことが大切だとわかる事例です。

事例6:雑貨のお店を起業したが集客に失敗

雑貨店を開業して起業したものの、集客に失敗した女性起業家もいます。

お店を借りて自分の好きな雑貨を集めたお店を開業しました。

「こんな物が好きなお客がいるだろう」という大体の予想で始めましたが、実際には、生活必需品ではないために来客数は少なく、固定客を集めることができなかったのです。

お店のコンセプトが明確になっていなかった点や、実際のお客のニーズをつかんでいなかったことが失敗の原因となっています。

来店数についても、もっとあるものと予想していましたが、頻繁に来てくれるお客さんはあまりおらず、地域に根差すこともできずに失敗しています。

事例7:多額の広告費をかけても売上が上がらず失敗

お菓子作りが得意だったことから、自宅を改装してスイーツ店を開業して失敗した女性もいます。

自宅で開業したため開業資金は割と少なく済みましたが、住宅街のためお店の場所が目立たず集客ができなかったことが失敗の原因となりました。

定期的に広告も出して宣伝しましたが、利用客がなかなか増えませんでした。

広告を出した時は売上が上がるものの一度きりのお客が多かったため、頻繁に広告を出した結果、出費が膨らんだのです。

広告に頼ってお金を使いすぎたことで固定費が増え、本来であれば事業にかけるお金が使えなくなり失敗に至っています。

広告を出すことによって「どの程度の固定客を獲得できるのか」「どの程度の費用対効果があったのか」をしっかりと分析する必要があったということです。

事例8:近所にライバル店ができたことでサービスをし過ぎて失敗

喫茶店を開業し軌道に乗り始めていましたが、ライバル店が近くにできたことで売上が減少し失敗に至った失敗例もあります。

メニューの値下げをしたり、サービス品を出したりして対応し、一時的には利用客が増えたものの、売上の減少を食い止めることができませんでした。

試行錯誤を繰り返した結果、「どんなメニューを出したら人気が出るのか」「どうしたら来店してもらえるのかがわからない」という状況になり、いろいろなメニューを出してしまったことで、店のコンセプトがわからなくなり廃業を余儀なくされてしまった事例です。

女性で起業しても失敗しやすい人の特徴

女性で起業しても失敗しやすい人の特徴

女性が起業して失敗した事例を8例ご紹介しましたが、失敗しやすい人の共通点はあるのでしょうか。

ここからは、失敗しやすい人の特徴についてご紹介します。

女性ならではの特徴もあるので、起業を考えている場合はしっかりとチェックしておきましょう。

目標やコンセプトが不明確

女性が起業をする場合には、起業の目標やコンセプトが不明確なことが意外とあります。

自分がしたいことはあるものの、下記のような具体性がない女性起業家も多くいます。

  • 何のために
  • 誰に対して
  • どんなことを
  • なぜするのか

起業を計画する際には、上記のポイントを紙に書き出して明確にすることが重要です。

起業する前に、目標やコンセプトを明確にすることに時間を多く割いて、じっくりと考えることが大切です。

準備不足

準備不足のために失敗する女性が多くいます。

起業するために計画を立てているつもりでも、実際には計画や準備が不足していることが多いため、それが起業後に失敗する原因となるのです。

起業1年目で50%の人が失敗(赤字)になっているデータからも、最初の準備がとても大切なことがわかります。

起業の準備には下記のようなものがあります。

  • 設備に掛かる費用の計算
  • 開業資金・運転資金などのお金の準備
  • 仕入れ先の検討や原価計算など(商品を販売する場合)

また、エステサロンやネイルサロンを開業するのであれば、資格を取得する期間を確保しながら、設備資金を貯めていく準備期間も必要です。

ネットを活用して起業する場合も、現在成功している人の事例などを徹底研究して準備しましょう。

さらに忘れてはならないのは、ニーズがどの程度あるのかをきちんと調べることです。

起業する場所の地域性・客層・年齢層なども分析する必要があります。

これらの様々な準備を怠ると「実際やってみたら予想と違った」「意外とお金がかかった」という結果になり、すぐにやめなければならなくなります。

女性が起業する場合は、あまり経験がない分、よく調べて準備してから起業することがとても大切です。

自己資金不足

女性が起業する場合、自己資金不足で失敗するケースが多いのも特徴です。

開業資金は、ネットで起業する以外は500万円~1,000万円程度は貯める必要があります。

開業時に必要な資金の平均は1,000万円前後となっていますが、女性の場合は自己資金270万円程度で起業することが多くなっています。

150万円ほどを親戚や友人から借り、620万円程度を借り入れています。

女性の自己資本率は25%程度で、男性の27%よりも自己資本率が少し低いのが特徴です。

また、開業資金の平均値は1,000万円前後ですが、中央値は600万円となっているので、開業資金を600万円程度とする場合には、そのうちの25%である150万円程度を自己資金で貯めるのがおすすめです。

店舗を借りて開業する場合には、店舗の家賃や敷金礼金などがすぐに必要となるだけでなく、工事や設備投資にまとまったお金が必要となります。

そのため、起業を考えている場合には早い段階から自己資金を貯めて準備しておくことが大切です。

借入をする場合でも時間が掛かかるので、起業の2~3ヶ月前から借入準備の手続きを進めるようにしましょう。

資金の準備不足で失敗する女性起業家が多いので、起業を考えている場合は早めに取り掛かり十分な開業資金を準備する必要があります。

お金に関する知識の不足

お金に関する知識が不足しているというのも、女性で起業しても失敗しやすい人の特徴です。

起業する場合には、開業資金だけでなく、事業が軌道にのるまでの2~3ヶ月分の運転資金も必要です。

運転資金などのお金を準備せずに開業してしまい失敗する女性がよくいます。

開業当初は、まだ利益が出ないうちに、次の仕入れをしなければなりません。

運転資金を準備していなかったために、経営がずっと苦しいままという状況もよくあります。

借入をして資金を準備する場合も、利率の安い所から借りるようにきちんと調べましょう。

日本政策金融公庫を利用すれば、「担保なし・保証人なし」の低金利で借入することができるので、金融機関で借りるよりも利率を低く抑えることができます。

借入を行う際にしっかりと調べた上で借入しなかった結果、高い利子で経営が圧迫されて失敗に至るケースも奥あります。

集客方法を甘んじる

女性起業家の失敗でよくあるケースは、集客が思うようにできなかったため廃業した例です。

集客のためには営業力も必要ですが、女性が起業する場合は経験不足により集客できずに失敗する人も多くいます。

集客について漠然とした考えしかなく、どういう人に実際に来てもらおうという具体性がない場合も失敗します。

多くの失敗した人が「もっとお客が来るはずだった」という感想を述べています。

女性で起業しても失敗している人の多くに下記のような特徴があります。

  • 地域に根差した集客を怠った
  • ニーズの掘り起こすための営業力が足りなかった

一般消費者だけでなく事業所相手に営業を行ったら、急に上手くいったという例もあります。

ニーズの分析を怠りニーズを把握できなかった結果、失敗している例が多くあるのです。

差別化要素が無い

女性で起業しても失敗しやすい人は、「私でもやれる」という安易な考えで事業を始めてしまうという特徴があります。

すでに成功している事例を「私でもやれる」と考える場合が多いですが、現存しているものをただ真似ただけでは成功しません。

オリジナリティや他との差別化要素が無いものを提供しても、注目や人気を集めることはできないのです。

最近では、多くのものが販売され、様々なサービスが展開されているため、オリジナリティ性が高くブランド力がある商品や他には無いサービスを提供できなければ、失敗するリスクが大きくなります。

リスクを取れる覚悟がない

失敗する女性の多くは、半年から1年で「もう何もできない、やれない」「これ以上やっても無理」という弱音を吐いてしまいます。

開業して1年未満で弱音を吐いてしまうなど、リスクを取れる覚悟がない人は事業を長続きさせることはできません。

もちろん収支を考えることがとても大切ですが、長期的に計画し、リスクを取る覚悟を持って起業していれば、1年目・2年目を乗り切り、3年目で軌道にのせることも可能です。

様々な決断をする際にリスクも覚悟した上で決断を下せることが大切なのです。

一度の成功事例に甘んじる

女性起業家の中には一度成功すると、そこでいろいろ考えるのをやめてしまう人がいます。

  • 成功したからこのまま行けると過信して工夫や努力を怠る
  • もっと利益を出すために急に路線変更をする

など、「一度の成功事例に甘んじてしまう」というのも、女性で起業しても失敗する人の特徴です。

一度は上手くいっても、ライバル店が現れて上手くいかなくなるケースもあります。

一度の成功に甘んじることなく、常に工夫や努力を続けることができる人が成功を掴むということです。

次の展開や最新のニーズをしっかりと把握しながら事業を継続していきましょう。

ビジネスをナメている

「ビジネス自体をナメている」というのも、女性で起業しても失敗する人の特徴です。

  • 自己実現をするために行うから大丈夫!
  • 社会貢献ができる起業なので絶対成功する!
  • 今まで会社でやってきたことなので大丈夫!
  • 資格を取っているからお客も集まる!
  • 商品や提供するものに自信があるから成功する!

上記のように、自分自身を過信しすぎることが失敗に繋がる場合があるのです。

自信は大切ですが、自己満足になって、本当のニーズをしっかり把握せず失敗する女性起業家が割と多くいます。

起業する場合には、ビジネスとして利益を上げて継続していく必要があります。

根拠のない自信に頼ることなく、事業計画や収支計画をしっかりと立てて起業しなければ成功することはできないでしょう。

モチベーションの低下

「起業後にモチベーションが下がってしまう」というのも、女性で起業して失敗する人の特徴です。

  • やりたいようにやったけど、お客が集まらない
  • もうやるだけのことをやった

上記のような理由から、起業後1年足らずでで起業に対するモチベーションが下がってしまう女性が多くいます。

起業当初のモチベーションを長く保ち続けることは非常に難しいことです。

しかし、女性起業家として高いモチベーションを保ち続けることが、事業自体のイメージ作りにもなり、それが利用者にも伝わります。

安定して顧客を獲得し、事業を継続していくためにも、常に高いモチベーションを持つことが大切です。

女性で起業を目指す人が成功するには

女性で起業を目指す人が成功するには

女性起業家の失敗例や失敗する人の特徴を多く紹介してきましたが、女性で起業を成功させるには「継続していく力」が大切です。

その理由は、3年以上続けることができれば黒字になる確率が上がるからです。

また、常に利用者のニーズを考えながら、ニーズに対応していくことも大切です。

開業資金や運転資金を早い段階から準備し、収支や仕入れに関するお金の計画もきちんと立てておくことで、成功率は高まります。

女性が起業する場合、最初は経験不足で知識も乏しいという弱点がありますが、長く続けて実績を積み重ねることで自然にスキルも上げていくことができます。

実績やスキルだけでなく、安定して顧客を獲得するためにも「継続する力」が大切なのです。

下記の記事では、女性起業家の成功事例や成功する人の特徴を記載していますので、併せてご覧下さい。

女性起業家の失敗に関するまとめ

本記事では、女性起業家の失敗率や失敗例、失敗する人の特徴や成功するためのポイントについてご紹介してきました。

失敗している事例にはそれぞれ明確な原因があります。

起業を目指している同業種の失敗事例は、特に参考になるので、原因をしっかりと検証し反面教師として活用しましょう。

女性起業家の場合は、経験不足や知識が乏しいことから開業当初につまずくことも多いため、成功事例だけでなく失敗事例からも学んでおくのがいい方法です。

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